谷川俊太郎さんの言葉は毛布のようだなぁ | Right Riot

2009年08月14日

谷川俊太郎さんの言葉は毛布のようだなぁ

谷川俊太郎さんの言葉について



どうも、fkdです。
台風が来たり、地震が来たり、
なんだか不安な日々が続きますね。

今回はそんな沈んだ気持ちを穏やかにいやしてくれる、
谷川俊太郎さんの言葉についてちょっと書かせてください。

谷川俊太郎さんについては書くまでもないと思いますが、
詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家など様々な場で活躍されている
素晴らしい方です。
「生きる」は誰しもが感動を覚えたことでしょう。

谷川俊太郎さんの言葉は毛布のようだなぁ
ほぼ日さんのサイトからお借りしています

で、これまた日本を代表する日本語使い、
糸井重里さんがオーナーの「ほぼ日刊イトイ新聞」という
サイトがあるのですが(このサイトも素晴らしい)、
こちらの中で【谷川俊太郎質問箱】というコンテンツがあります。

谷川俊太郎さんの言葉は毛布のようだなぁ
クリックするとコンテンツに飛びます


一般の方が谷川俊太郎さんにノンジャンル・自由に質問し、
それに谷川さんが答えるという至極シンプルな内容なのですが、
質問に対する受け答えが本当に素敵で感動します。

今までに100以上の質問と回答が寄せられているのですが、
特に感動したのが下記のモノになります。
引用させていただきましたので、ご覧ください。


本当にすてきだなぁ



私は、魔法使いになりたいです。
どうしたらなれるのですか?
私は、呪文を本から抜き出して書いたり、
自分で考えたりしています。
でも、なぜこの世界に
魔法なんていうものが出てくるのでしょうか。
(まーちゃん 十才 母代筆)


谷川俊太郎さんの答え

魔法使いになるには、
すぐれた魔法使いの先生に出会う必要があります。
そういう先生がどこにいるのかは、
簡単にはわかりません。
魔法使いはみんな自分のことを秘密にしているからです。
それに魔法の勉強にはとても時間がかかるし、
学校の勉強の何倍もきびしいし、むずかしいのです。
魔法使いになれるころには、まーちゃんは
おばあさんになってしまっているかもしれません。
それでも魔法使いになりたければ、
まずラテン語の勉強から始めるのがいいでしょう。
魔法使いになれなくても、
魔法の勉強をするのは、面白いし いろんな役にも立つと思います。
なぜ、この世界に魔法が出てくるのかというと、
それはまーちゃんみたいに、
魔法使いになりたいと思う子どもが
昔からいっぱいいるからではないでしょうか。

ほぼ日新聞 - 谷川俊太郎質問箱 -
より抜粋させていただきました


ごまかすわけでもなく、かといって真面目すぎるわけでもなく、
正面からまっすぐに向き合って丁寧に答えていて、
本当に理想的な受け答えだなあと思います。
見ているだけでとてもやわらかな気持ちになれます。


日本語のむずかしさ



谷川さんとか糸井さんとかの日本語は
どんな文章を見ても、とってもとってもきれいです。


それはもちろんテクニックもあるとは思いますが、
たくさんの言葉を見て、聴いて、書いてきた経験だとか、
日常に対する姿勢そのものが素晴らしいからこそ
こんなにきれいな日本語が生み出せるんでしょうね。

そして、きれいな日本語からは全く負の印象を受けることはなく、
誠実で、実直で、ポジティブな印象ばかりを受けます。



僕もおそらくブログをこれだけ書いていますから、
一般の平均よりはずっとずっと言葉を
書いてますし見てますし勉強しています。
そしていつもブログでたくさん怒られたりして言葉のむずかしさ、
自分の未熟さを実感させられます。


ただ、今まではちょっと技術寄りにしすぎたなぁ、
と谷川さんの文を読んで反省しました。

それは、句読点の位置とか、
文章の長さとか、
漢字の使い方とかにこだわりすぎていたということ。

だから、読まれる方によっては鼻につくような印象を与えてしまったり、
妙な評論家のような印象を与えてしまったり、
不快な思いをさせてしまっていたのかもしれません。


見やすい文章≦伝わる文章



まちがいなく「見やすい文章」を作ることも重要です。
でも、もっと大事なのは、
本当に伝えたい人に伝わるような文章を書くということ。

こどもにつたえたいのならひらがなでわかりやすく。
厳格に伝えたいのなら難しい漢字を使って堅く。

簡単で当たり前のことなんですが、
ふしぎと出来ていない場合が多いのではないでしょうか。

それと、ひらがな、カタカナ、漢字を使い分けるのも大事だなって、
谷川さんと糸井さんの文を見ると思います。

すてき。・・・なんかやわらかい感じ。
ステキ。・・・ちょっとフレンドリーな感じ。
素敵。・・・真面目な感じ。


むつかしい。・・・やっぱりやわらかい感じ。
ムズカシイ。・・・頭を横にかしげてる感じ。
難しい。・・・難しそう。


同じ音でも、こんなに印象が変わってしまいます。

日本語は、とっても奥が深くて、
すてきなことばだと思います。

だからこそ、言葉ひとつの使い方まで、
上手に使えるようになりたいですね。


すてきな文章を書ける人は、きっと素敵な人間だと思う



谷川さんのようなすてきな文章を書けるひとに、
人生を後悔しているひとなんていないと思います。

いや、正確には、後悔してきたことはたくさんあるけれど、
それを糧として今を生きれているひとだと思います。

こまかな変化を楽しみ、
ひとつひとつのことばを大切にしめる、
そんなひとなんじゃないかなぁと思います。

もっともっと素敵な文章を書けるように、
そしてもっともっと素敵な人生を送れるようになるために、
がんばっていきたいですね。

まず初めは、ひらがなとカタカナを上手につかうぞー。

ということで、
文章だらけかつ若干私的な内容になってしまいすいませんでした。

それでは、
んちゃ。


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