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2010年08月05日

金魚すくいを制するものは夏を制す…金魚すくいのコツを伝授!

金魚すくいを制するものは夏を制す



どうも、fkdです。
猛暑が続いております、いよいよ夏本番です。

夏と言えば、なんといっても祭りですよね。
祭りがなくては夏ではありませぬ。
そして、祭りの出店の定番中の定番と言えば「金魚すくい」
でございます。

金魚すくいを制するものは夏を制す…金魚すくいのコツを伝授!
photo by surf-cmyk

こんなシチュエーションを思い浮かべてください。

女「ねぇ、金魚すくいやろー」
男「お、いいね」
女「わたし金魚すくい苦手なのー」
男「ふっ、俺にまかせときんしゃい」
女「えっ」
男「さささささささっっ」
観客「オオオオーすごい!」
女「ご、ご、ごいすー・・・」
男「ま、こんなもんかな。じゃ、綿アメでも食べる?」
女「ポ」

そうです。
この金魚すくいを制すること。
それは祭りを制すること。
すなわち、夏を制することなのです。


明らかに大げさに言っていますが、
そこはシャワーで汗をきれいさっぱり流すかのように
流してください。夏だけに。うまくねえ。

ということで、今回は金魚すくいのコツをまとめましたので、
男子諸君は気合を入れてみていただきたく!!


まずはウンチクからね



まず相手を知ること、何事もそれが第一歩です。
というわけで、金魚すくいとはなんぞや、ということを学びましょう。
まずは歴史から。

日本昆虫協会理事の木村義志さんによると、
江戸時代後期には金魚すくいを楽しんでいる子どもたちの様子が浮世絵などに描かれているそうです。
「ただ、当時は普通のすくい網を使っていました。
今と変わらない紙を張った道具を使うようになったのは、
大正時代に入ってから」と木村さん。

YOMIURI ONLINE


江戸時代後期からすでに原型があったとのこと。
結構な歴史があるんですね!

さて、ウンチクばかりでも意味がないので、
さっさと本編に来ましょう。
まずは、これがなくては始まらない、ポイから。


「ポイ」から既に差が付いている



金魚をすくう網を「ポイ」と呼びます。
意外と知らないと思います。


こいつが「ポイ」だ

ポイは紙の厚さによって4号~8号と種類があり、
号数が大きくなるほど紙が薄くなるらしいです。

店によっては一律に所定の号数のポイを客に渡すが、
その一部では幼児などテクニカルさは期待されない客には
難易度を下げるために小さい号数のポイを、
大人や器用そうな客には大きな号数のポイを
(客に気づかれないように)渡して調整する場合もある

引用:Wiki


おお・・・そんな裏事情があったとは。。

テレビでは号数の小さいポイを使っているので、
結構簡単に取れたりしてますが、
実際は号数の大きいポイがよくつかわれており、
簡単に破れてしまうわけですね。

さらに、ポイには表裏があるそうです。
(紙が張ってある方が表)
当然表面を使ったほうが強度が強いためチェックが必要です。

これらを知っているのと知らないので、すでに差がついています。
既にポイの段階から勝負は決まっていると言っても
過言ではないのです。


深い。


店がしかけている「紙破り」



さらに、金魚すくいを学ぶ上で絶対に知っておかなければいけない、
店のしかけた罠があります。

たいていの金魚すくいには、
数匹のかなり大きめの金魚や
小さめのコイなどが入っているもんなの。
こやつらが目玉商品っちゅうわけやね♪

んだが、決してこいつらを狙ってはいけない!!
こいつらがなんと呼ばれているかしっていますか?
なんと通称『紙破り』ですよ!

名前のまんま、見た目に惹かれた人たちの紙をやぶるために
金魚すくい屋さんが仕込んだワナ!
「君主危うきに近寄らず」ですよ。

引用:金魚すくいの極意


おっきい金魚を取りたくなるのはわかります。
しかし、それは紛れもなく罠です。
かなりのテクニックを持つ人でさえ取れないのに、
素人が取れるわけがありません。

金魚すくいを制するものは夏を制す…金魚すくいのコツを伝授!
photo by - derochan3


たしかに、大きくてきれいな金魚さんは美しいです。
しかし、金魚すくいにおいては悪魔だと思ってください。
「紙破り」を無視しなければ、勝負にすらなりません。


金魚をやっつけるテクニック



ポイ、紙破りと二つの罠をクリアし、ようやく金魚どもとの対決になります。
ここからがようやくテクニックの話です。

【姿勢】
 体勢を安定させるため、膝を付けること。正座してもいい。

【ポイ選び】
 糊の付き方の均一でないもの、しわがよっているものは避ける
 ※店によって号数が違う。なるべく号数の小さい店で。

【ポイの導入】
 ・ポイを水に漬けるときはいっきに全面をつける
  ⇒ポイの紙が破れないように少しずつ水に漬けるのは×
  (濡れている面と濡れていない面との境目が破れやすくなる)

 ・紙に水圧がかからないように斜めに入れる
  ⇒20度から30度の角度が理想

【ポイさばき】
 ・ポイは水面に平行に移動させること。
  タテに動かすと水の抵抗が強く、破れやすい。
 ・金魚を追いかけない。自分のすくう範囲に入ってくるのを待つ
 ・狙うは小さめの表面近くを漂う金魚のみ
  ⇒表面近くに上がってきている金魚は酸欠状態で弱っている
 ・“頭”からさっとすくう
  ⇒金魚が暴れるのは尾なので、こうするとポイが破れにくい

デイリーポータルさん
引用:金魚すくいの極意
昨年度優勝者に聞く金魚すくいの極意とは!?


なるほど~。
単純明快な遊びですが、
かなりの要素が含まれているんですね。

水圧、金魚の生物的な特徴、精神など、
様々な要素がかみ合わなければ、
金魚さんたちをすくうことは出来ないのです。


うーーーん、
深い。深すぎる。笑


その手に金魚と栄光をつかみとれ



金魚すくいを制するものは夏を制す…金魚すくいのコツを伝授!
photo by - typedow

さあ、このエントリーを見た時点で、
金魚すくいに関してはそこらへんの奴らよりも遥かに
レベルが上がったはずです。

金魚を制し、夏を制するのは、あなたです。
恋するあの子の前で、ヒーローになっちゃってくださいね。笑

それでは、
んちゃ。

※このエントリーは、2009/7/13に上がったものを再編集しています。
 今後も埋もれている面白い記事があったら再度あげていきますので、
 お楽しみいただければと思います。


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