小さな世界と大きな世界 | Right Riot

2006年05月11日

小さな世界と大きな世界

小さな世界が大きな世界を作り出しているのお話

今日、ジェネシアという会社のセミナに参加した。
というのも、研究室の先生に執筆活動的な面白そうなインターンを紹介され、
一度どんな会社なのかを体感するためだ。
レンズ会社のセミナなので、それなりに専門的にはなるだろうけど適当に聞けばいいやと思い
参加を決めた。

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セミナは10時から三鷹のビル内で催された。
会場近くのパン屋さんでおいしいパンを食べた後、さっそく会場入り。
そして会場に行ってみると、案内板には
「レンズ設計セミナ」
という文字が…。


設計するんかい。


心の中で突っ込みながら、恐る恐る部屋に入ってみる。
見渡すと、受講者は普通に会社の人や研究員、大学院生ばかり。
というか、学部生は俺だけ
「学部生なのに来てすごいね」的な視線を浴び続ける。

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それもそのはず、一般の方は5万くらいの受講料を払わなければならないし、
学生は参加したいという熱い意志を書かなければこれないセミナだからだ。
というか、こんなセミナを見つけた時点で相当のつわものである(笑)
当然皆さんは気合い充分。
講義が始まると異常なまでの眼差しで講師の武山さんの話を聞いていた。


最初は引きっぱなしの俺だったが、せっかくそんな高級セミナを受けるんだから、
頑張ってみようと心に決め(諦めたとも言える 笑)、気合いを入れてみた。
確かに、高い金払うだけあって内容はわかりやすく、面白かった(と思いたい)。
ただ、時間が経つに連れて内容は専門的になっていく。
3時間後には、入射瞳、射出瞳、収差なる暗号が部屋を覆い尽くした。

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たびたび設けらけれる質問タイムでは、さすがというか当然といえばいいのか、
皆さんある程度の知識は持ち合わせていて、専門的な質問を連発していた。
当然俺は何を質問したらいいのかすらわからない。
ただただ周りのレンズに対する情熱的な姿勢に圧倒されていたのだった。


こんな世界もあるんだなぁとしみじみ思った。
世の中には、数え切れないくらいたくさんの知らない仕事がある。
そして、全ての仕事に意味があって、世の中を支えている。

例えば、講師の武山さんのジェノシアという会社はレンズでは相当優秀な会社で、
ソニーや松下にも卸しているくらいの素晴らしい技術力を持っている。
工学の世界では、得てして小さな会社が大きな技術を持っているものだ。

小さな世界が大きな世界を作り出している。

それを体感することが出来たセミナだった。
小さな世界が大きな世界を支えているのではない。
小さな世界が集まっていて、マクロに見れば大きな世界に見えているだけだ。

高いお金を払わないと体験できないものを無償で経験出来たのだから、とてもよかったと思う。
また、そんな会社の資料作りに携われるのはとても貴重なので、人間的にも社会的にも
とても成長できる機会であることは確かだ。
しかし、なかなか骨が折れそうな仕事だ・・・正直やる気はあまりない(笑)

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みなさんもいかがでしょうか、レンズ設計セミナ。
もしかしたら俺の書いた参考書片手に受けられるかもしれませんよ。
お昼ご飯も美味しいし。
まあ、きっと残念な気持ちで帰る羽目になりますけど(笑)


それでは、今回はこの辺で!


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Posted by fkd at 21:34│Comments(0) life
 
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