Right Riot | 邦楽、サッカー、映画、猫などが好きなfkdが好き勝手に綴るブログ › samidare-makishi › 【さみだれマキシ】第38話「竹保編その1:医師」
2009年09月23日
【さみだれマキシ】第38話「竹保編その1:医師」
【さみだれマキシ 八部】第38話「竹保編その1:医師」
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ついに阿番は最終決戦に望む。
阿番の兵は全員がこの場に戻ることを強く近い、
各戦場へと向かって行った。
【竹保編】
荒剣、クドゥー、アベ、そしてその兵が竹保へと進んでいく。
こちらの部隊はスピードが非常に重要となる。
なぜなら、赤国の軍よりも早く到着し、
戦闘態勢を整えておければかなり有利になるからだ。
そのためには兵をまとめ上げる統率力が必要であったが、
今回はアルもササキもモウ・リーもいない・・・
そこが問題視されていた。
しかし、その役目はアベで十分すぎるほどであった。
というのも、アベは普段医療に専念しているものの、
つねに最前線でササキやモウリーを見ているうちに、
見事な統率力を身につけていたのだ。
またその憎めないキャラクターも手伝い、
兵から絶大な信頼を得ていた。
アベはいつの間にか、
大陸でも随一の武将へと変化を遂げていたのだ。
そのため、移動は迅速かつ正確に進み、
急いでも2日かかると思われていたが1日半程度で
予定とされている竹保の手前1kmほどの場所についた。
余裕が出来た分、十分な休養と武器や物資の準備を整えることができ、
陣形も地形に合わせて完ぺきに組むことが出来た。
しかし、アベは残った半日程度の時間を
誰もが思ってもみないことに費やした。
なんと、危険を冒して竹保にわざわざ隠れておもむき、
病気で弱っている竹保の民や兵の看護にあたったのだ。
竹保はまだビビり521が完治していない民や兵が多かった。
それもそのはず、結局マキシからワクチンが渡されず、
大半の医者が殺された竹保はタケーマタとフークダの二人がかりで
ワクチンの元を作るしかなかった。
それが民の分まかなえるようになるのは
いくら竹保の技術があったとしてももう少し時間がかかってしまうからだ。
アベはそれを察知し、命令違反になることはわかりつつ、
多くのビビリスギを隠れて作っておき、それを竹保へと持ち込んだのだった。
阿番でしか作れないはずのビビリスギワクチンを持ちこむことは、
アベが「病気を持ちこんだ、憎き阿番の者」であることを
わざわざ知らせてしまうことになる。
すなわち、アベは捕らえられ、殺されてしまう危険すらある。
しかし、それを顧みずにアベは、
ただ人を助けたいという一心だけでワクチンを持っていった。
アベの死は阿番の竹保遠征軍のブレーンを失うことであり、
阿番を窮地に追い込む恐れがある。
しかし、この行動が大きく戦局を左右することとなった。
次回へ続く。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この記事はどうでしたか?


Posted by fkd at 00:00│Comments(1)
│samidare-makishi
◆ この記事へのコメント
>医師 募集 さん
すいません、途中からだとわけがわかりませんよね。。。
ちょっと長いですがぜひご覧いただければと思います!
すいません、途中からだとわけがわかりませんよね。。。
ちょっと長いですがぜひご覧いただければと思います!
Posted by fkd
at 2009年09月28日 19:16

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