Right Riot | 邦楽、サッカー、映画、猫などが好きなfkdが好き勝手に綴るブログ › samidare-makishi › 【さみだれマキシ】第55話「タカシ編その2:聴鏡」
2009年11月22日
【さみだれマキシ】第55話「タカシ編その2:聴鏡」
【さみだれマキシ 十一部】第55話「タカシ編その2:聴鏡」
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タカシは目にもとまらぬ速さでシュンスーケに襲いかかった!
タカシのスピードはアカーマツ・マキシをも上回り、
間違いなくマジネッチョリにおいて最速の武将であった。
ただ、意外にもシュン・スーケはあわてることなくその攻撃に対応し、
見事に防御していった。
「!?なんだと?きさまなかなかやるな!」
タカシもシュン・スーケのその身のこなしに思わず感嘆した。
ただし、このシュン・スーケの見事な動きには秘密があった。
シュン・スーケにはモウ・リーの指示を寸分も狂わせずに再現する能力
「聴鏡(チョウキョウ)」があったのだ!
もともと身体能力は札桑3大武将の中でもずば抜けていたシュン・スーケだが、
いかんせん他の武将よりも戦術を理解する能力が欠如していた。
しかし、シュン・スーケは聴力、視力も素晴らしいものを持っていた。
そこに目を付けたモウ・リーは、
自らの指示を的確に判断し、それを実行できる修行を
徹底的にシュン・スーケにやらせ、それを身に着けさせた。
それによって、抜群の身体能力と視聴覚を持ち合わせ、
戦術を正確に実行できるという驚異の武将となったのであった。
もちろん、モウ・リーが近くにいる、という大前提はあるが。
「聴鏡」を駆使しタカシの攻撃を受け、僅かな隙に反撃―
タカシ相手に見事な戦いっぷりで、
むしろタカシを押し始めていた。
「なかなかやるな…まさかここまでできるとはおもわなんだ。
それでは、少し本気を出すとしようか」
「!?」
あっという間に事態は急変した。
本気を出したタカシの動きは、もはや人知を超えていたのだ。
いくらシュン・スーケが「聴鏡」によって的確な反応をしようとしても、
タカシのスピードについていけなくなり、
徐々に打撃を喰らい始めるようになっていた。
モウ・リーが考え、口に出し、その声が届いてから行動に移すまでには
少なくとも3秒はかかってしまう。
適切な距離を置いて闘うことすら困難なため、
戦局が変わった際、指示を待っている間に倒されてしまう可能性がある。
タカシの身体能力を前に、「聴鏡」はまったく意味をなさなくなっていた。
(このままでは待っているのは死のみだ…どうすれば…そうだ!)
「シュン!一回戻れ!」
「!?」
モウ・リーはシュン・スーケを一旦呼びもどした。
この絶体絶命の状況でモウ・リーが編み出した秘策とは?
次回へ続く。
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