Right Riot | 邦楽、サッカー、映画、猫などが好きなfkdが好き勝手に綴るブログ › samidare-makishi › 【さみだれマキシ】第57話「タカシ編その4:気付き」
2009年11月29日
【さみだれマキシ】第57話「タカシ編その4:気付き」
【さみだれマキシ 十一部】第57話「タカシ編その4:気付き」
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シュン・スーケに押され始めていたタカシであったが、
モウ・リーがただ黙っていることに違和感を抱いた。
(なぜ2対1なのに加勢しない?
あいつは攻撃が全くできない?
否、札桑の将軍であればそれなりの攻撃力があるはずだ。
ましてや、今は自分が劣勢である。
ここで畳みかければ勝利できるのに…まさか…)
タカシはようやくモウ・リーが重要な役割を果たしていることに気がついた。
そして、モウ・リーが攻撃してこないのは
指示と攻撃を一変にできないためだとも悟った。
今は声は出していないものの、
シュン・スーケがモウ・リーを度々見ているのは
注意深く見れば明らかだった。
「くそ!そういうことだったのか!」
タカシは急に攻撃の方向を変え、
恐ろしい速さでモウ・リーに近づいて行った。
「!?」
モウ・リーは急いで戦闘の構えをとったものの、
その構えからもタカシとの力の差は歴然であった。
モウ・リーは武力にも優れていたものの、
同じ札桑3大将軍だったクドゥーやシュン・スーケに比べればその力は劣っていた。
そして、実戦経験も乏しく、臨機応変に体を反応させることにも慣れていなかった。
タカシの驚異的なスピードであっという間に
モウ・リーの背中に剣が突き刺さっていた。
「ぐあ…」
モウ・リーはあっさりと床に崩れ落ちた。
タカシは足元のモウ・リーを思い切り蹴飛ばすと、
シュン・スーケの方を振り向きつぶやいた。
「これでおわりだな」
シュン・スーケはその光景に愕然とした。
次回へ続く。
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Posted by fkd at 20:00│Comments(0)
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