色々

fkd

2006年08月03日 16:46

色々のお話

白は矛盾色。
純白はなにもないのではなく全てを消し去ったあとの残骸。
どの色に対しても色を薄めて、
自分が其処にいた事実の香りしか残さず消える。
調和とは矛盾を含むだろうが、矛盾は調和を含まない。
白は曖昧な色だ。

赤はキセキの色。
産まれることはいつだって奇跡。
血の跡を巡ることはその人の軌跡を辿ること。
赤は生命そのものだ。

青は強き色。
炎は青いほど熱く、蒼い空は高く厚い。
そして青の持つ、人を落ち着かせる強さは計り知れない。
青は、静かなる魂の色だ。

黒は全ての始まりの色。
闇がなければ光を慈しむ心はうまれず、
闇がなければ日々の始まりと終りを感じることができず、
闇がなければ美しい世界を想う心はうまれない。
黒は曇りなき清純。
そして黒だけが万物を比べられる尺だ。

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人それぞれに色があって、
色はそれぞれ意味を持っていて、
人によってその意味は違う。

そしていろいろ混ざりあえばまた違う性格の色が誕生する。
つまり無限に限りないほどの色がある。

また、全ての色は繋がっている。
どの色も、混ぜ合わせ方次第で作り出せる。
この世に作り出せない色なんて無い。


人も色と同じだ。
親から受け継いだ色を持って人生は始まり、
知り合った人の色と少しずつ混ざりながら生きている。

今の自分の色は、一年後には想像もつかない色になっているかもしれない。
その色は、いい色かなぁ?

何もしなければ、色はあせていく。かすんでいく。
そして自分の色はなくなっていく。
自分の好きな色は、自分で作り出すんだ。
一生懸命色々な色を混ぜて、
理想の色に近づけて行くんだ。
パレット一面を使って、がむしゃらに色を作っていこう。

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